あなたに幸運を招く誕生石はなに?

自分の誕生石って分かりますか?

誕生石は、幸運を招く宝石としてジュエリーショップなんかでよく見かけますよね。でも、自分の誕生石を知ってる人は案外少ないんじゃないんでしょうか。

今回は、誕生石の由来や各月の誕生石を紹介します。

誕生石とは

誕生石とは、各月に当てはめられた宝石のことです。
身につけると幸運を呼び込むといわれています。

誕生石の起源

誕生石の起源は、諸説あります。

その中でも、旧約聖書の「エジプト記」に登場するユダヤ教の祭司長の胸当てにはめ込まれたイスラエルの12種類の宝石からきている説。それから、新約聖書の「ヨハネの黙示録」に出てくる新エルサレムの城門の12の土台を飾られた宝石からきている説の2つが有名です。

現在広く知られている誕生石は、1912年にアメリカで開催された米国宝石組合大会によって誕生石の種類が統一されました。

各国、アメリカで決めた誕生石を基準にしており、さらに自国の色を取り入れてます。日本では、1958年に日本向けに改定した誕生石が世間に発表されました。

12ヶ月の誕生石

1月の誕生石:ガーネット

Garnet

ガーネット

[ 象徴 ] 貞操・真実・友愛・忠実
[ 効果 ] 成功へ導く。大切な人との絆を深める。

日本では「柘榴石(ざくろいし)」とも呼ばれ、赤色が印象的な宝石です。

ガーネットという名前は“種”というラテン語の「granatus(ガラナイツ)」が名前の由来です。実りを象徴し、目的に向かって気力を高め、成功へ導くとされています。中世ヨーロッパでは、十字軍の戦士たちが魔除けや勝利の守護石としてガーネットを身に付けていました。

また、古くから大切な人との愛情や友情を表現する宝石としても扱われてきました。そのため、大切な人との絆を深める効果があるといわれています。

2月の誕生石:アメジスト

Amethyst

アメジスト

[ 象徴 ] 誠実・心の平和
[ 効果 ] 愛を深める。安眠をもたらす。

水晶の仲間でもあり「紫水晶」とも呼ばれ、美しい紫の発色が特徴的です。

「愛の守護石」の意味を持ち、真実の愛を招き・守るパワーがあるとされています。そのため、恋愛成就を願う人にはオススメの宝石です。恋愛以外にも、アメジストには怒りや不安を落ち着かせる、癒やしのエネルギーもあリます。

古来から高貴な色とされた紫色のアメジストは、災いから守ってくれる石としても有名です。キリスト教では「司教の石」と言われ、十字架や指輪などに用いられております。

3月の誕生石:アクアマリン

Aquamarine

アクアマリン

[ 象徴 ] 沈着・勇敢・聡明
[ 効果 ] 幸せな結婚。若さを保つ。

透き通った綺麗な海を彷彿とさせる、緑と青の中間の色をした爽やかな色が特徴的です。

ラテン語の「アクア(水)」と「マリン(海)」で “海の水” を意味しています。生命の源でもある海に由来する名を持つアクアマリンは、「永遠の若さ」「子宝に恵まれる」石として重宝されてきました。身につけると海のように穏やかな気持ちになり、周囲の人に優しく接することができるエネルギーをまとえるため、コミュニケーションが上手になるとされています。

船乗りに恋した人魚の涙が宝石となり、浜辺に打ち上げられたという神話があり「人魚石」という別名も持ち合わせています。

※3月の誕生石は、アクアマリンの他にも「ブラッドストーン」や「サンゴ」があります。

4月の誕生石:ダイヤモンド

Diamond

ダイアモンド

[ 象徴 ] 清浄無垢・純潔・不屈
[ 効果 ] 永遠の絆。

天然で最も硬い物質であり、最上級の輝きを放つダイヤモンド。

ギリシャ語の “征服されざるもの” という「adamas(アダマス)」が名前の由来通り、勝利や栄光をもたらすエネルギーを持っているため、身につける人に自信と勇気を与えてくれます。

15世紀にオーストリアのマクシミリアン1世が婚約の指輪として使用して以降、永遠の愛を象徴する宝石として有名になりました。「宝石の王様」という愛称でも呼ばれています。

5月の誕生石:エメラルド

Emerald

エメラルド

[ 象徴 ] 生命・再生・叡智
[ 効果 ] 心と身体を美しく保つ。富や名声をもたらす。

ダイヤモンドと並ぶ四大宝石のひとつで、美しい鮮やかなグリーンが特徴的です。

その色は、古来から見る人に安らぎを与えてきました。かの有名な古代エジプトの女王クレオパトラも魅了されたひとり。エメラルドを粉末パウダーにして化粧品として使用していた逸話まである程です。

かつては、目や神経を癒す天然の精神安定剤として扱われ、ヒーリング効果としての長い歴史があります。癒しの力の他、英知・直感力を高め、行動を幸福に導く石ともいわれています。

※5月の誕生石は、エメラルドの他にも「ヒスイ」があります。

6月の誕生石:パール

Pearl

パール

[ 象徴 ] 健康・富・長寿
[ 効果 ] 健康を保ち、美しさを放つ。

淡水生の貝の中に出来る真珠で、美しい光沢が印象的な宝石です。

貝に守られながら成長するため、守護のパワーが強く、冠婚葬祭などの様々なエネルギーが集まりやすい場面でよく使用されています。神秘的な乳白色には、気持ちを落ち着かせてくれる力があります。さらに、女性は頻繁に身に付けることで、内面的な美しさを引き出し、女性としての魅力をさらに高めてくれます。

今では養殖によって真円の真珠が作られるようになりましたが、まだ宝石の研磨技術が発達していない昔の時代では、真円に近い美しい真珠は、その美しさゆえにダイヤモンドより高価な宝石として扱われていました。

※6月の誕生石は、パールの他にも「ムーンストーン」があります。

7月の誕生石:ルビー

Ruby

ルビー

[ 象徴 ] 熱情・仁愛・威厳
[ 効果 ] 成功へ導く。深い愛情に恵まれる。

見る人の目を惹き寄せる、情熱的で真っ赤な色が魅力的なルビー。

ラテン語で赤を意味する「Ruber(ルバー)」が語源で、その美しさから「宝石の女王」とも呼ばれています。情熱的なエネルギーで恋愛や仕事などを成功へ繋げるパワーを持っており、古来から勝利を呼ぶ石として有名です。また、ルビーは宝石の中でも特にパワーが強いと言われ、身に付ける人にカリスマ性を与え、魅力を高めてくれます。

発色の良い透明で濃い赤色のルビーは、「ピジョン・ブラッド(鳩の血)」と呼ばれ、稀少で最高級のルビーとされています。

8月の誕生石:ぺリドット

Peridot

ペリドット

[ 象徴 ] 夫婦の幸福・和合
[ 効果 ] ストレス軽減。内面を美しく輝かせる。

屈折率が高いため、暗い場所でも美しい緑色が輝くのが特徴的です。

古代エジプトでは、暗闇を悪魔の世界として恐れていため、暗闇でも光をもたらすペリドットを太陽神の石として崇めていました。身に付けると、負のエネルギーから持ち主を守り、明るい希望と勇気を与えてくれます。

また、美しい緑色には心に安らぎをもたらし、鎮静作用があるといわれています。恋人や夫婦間の絆をさらに深めることができます。

※8月の誕生石は、ペリドットの他にも「サードニクス」があります。

9月の誕生石:サファイア

Sapphire

サファイヤ

[ 象徴 ] 慈愛・誠実・徳望
[ 効果 ] 聡明さ・優雅さを高める。堅固な愛をもたらす。

神秘的な色が特徴のサファイア。特に深い青色が印象的です。

“コランダム”と呼ばれる鉱物の一種で、赤色のものをルビーと呼び、その以外は全てサファイヤと呼ばれています。そのため、一般的には青色が有名ですが、青色だけでなく、黄色や緑色、紫色など様々な種類の色があります。

身に付けると、集中力と直感力を高め、冷静な判断力で目標や勝利に向かうパワーを与えてくれます。特に深い青色の石は、真実の愛を貫き貞操を守る効果があるとされています。

10月の誕生石:オパール

Opal

オパール

[ 象徴 ] 歓喜・安楽・忍耐
[ 効果 ] 内面の才能を引き出す。

オパールは、魔法がかけられたような遊色効果がとても魅力的です。

独特の光は、持ち主の創造性を高め、何事にも囚われない柔軟さでアイデンティティを生み出してくれるエネルギーがあります。また、困難な現状や問題がある場合でも、乗り越える力をもたらしてくれるといわれています。

ローマ皇帝のシーザーがエジプトの女王クレオパトラへオパールをプレゼントしたことから「キューピッド ストーン」とも呼ばれ、現代では幸せの石として語り継がれています。

※10月の誕生石は、オパールの他にも「トルマリン」があります。

11月の誕生石:トパーズ

Topaz

トパーズ

[ 象徴 ] 友情・希望・潔白
[ 効果 ] 未来への希望をひらく。

日本では「黄玉」という名で、「黄色っぽい宝石」として有名です。

トパーズの語源は、ギリシャ語で “探し求める” を意味する「topazos(トパゾス)」です。身に付けると、持ち主に必要なものを見つけてくれるパワーがあります。仕事や恋人などを引き寄せ、出会わせてくれる石とされています。

その他にも、コミュニケーションがうまくいくようになり、心に余裕が生まれ、自分の考えや本当の気持ちを気づかせてくれる効果もあります。

※11月の誕生石は、トパーズの他にも「シトリン」があります。

12月の誕生石:ターコイズ

Turquoise

ターコイズ

[ 象徴 ] 成功
[ 効果 ] 危険から身を守る。

空や海の自然を感じさせる色彩が特徴的なターコイズ。

メソポタミア文明が栄えた紀元前5000年頃のピラミッドから発見されたほど歴史が古い石です。古来から世界各地で珍重され、危険や負のエネルギーから持ち主を守るパワーがあり、勇気と幸福を与えてくれるといわれてきました。

別名「トルコ石」と呼ばれ、トルコの商人がヨーロッパに持ち込んだことが由来とされています。その際、旅のお守りとしてラクダの首にターコイズを付けていたことから、旅の守護石として有名になりました。また、ターコイズは人からプレゼントされた方がパワーがアップするといわれています。

※12月の誕生石は、ターコイズの他にも「タンザナイト」や「ラピスラズリ」があります。